止まらない6連勝!藤波甲子園初アーチ!雨よ止んでくれ・・・

2021

〇藤波(2勝0敗0S)
●石川(0勝1敗0S)
S スアレス(1勝0敗4S)

■藤波 今シーズン甲子園初勝利&甲子園初ホームラン
5回2/3、94球、被安打3、奪三振6、与四死球5、自責点0
最高の荒れ球。先日4/9のDeNA戦同様、決してリズムいい投球とは言えないのだが、要所ではギアを入れ代えたかのようなピッチングで、今日も試合を作った。
打ってはチーム唯一となる2得点を叩き出すレフトスタンドへのホームラン。まさに藤波DAY。
■当たり前のことを当たり前に
すべては1打席目の送りバントが今日のすべての結果を生み出しているような気がする。開幕してまだ1か月足らず、何度も書くが、送りバントがもたらす影響は本当に大きい。直後に得点に至らなかったとしても、チーム、そして当人にとってその後のその試合に対する精神的影響が非常に大きいはずだ。こういった当たり前のことを当たり前にできるチーム、それが今の好調タイガースだ。
■梅野の存在
開幕して18試合、梅野について書くのは初めて。
佐藤だったり、中野だったりの新戦力、安定感抜群の投手陣、そこにどうしてもフォーカスしてまい、なかなか書けなかったが、ここまでの好調の立役者、今MVPを選ぶとするなら個人的には間違いなく梅野だ。
去年は、スタメンを外れる機会も少なくなく、周囲も騒がしかった。今年にかける気持ちは、並大抵のものではなかったと感じる。全試合でスタメンマスクを被る、貫禄さえ感じる今シーズン。上にも書いたが、「当たり前のことを当たり前にやる」。その象徴が梅野だ。

今日の試合、藤波がホームランを打った打席でも、2球目にスチールを決めている。中野があっさり三振に倒れ、ちょっと嫌な雰囲気の中でのスチールが中野を助け、藤波のホームランを演出したと言っても言い過ぎではない。
そして第3打席、ライトへの大きな打球を山崎がファンブルするのだが、際どいタイミングであったがすかさず3塁を陥れる好走塁。これも常にやっている全力疾走、常に次の塁を狙うという強い姿勢の現れ。まさに背中でチームを引っ張る、正真正銘のタイガースの正捕手梅野である。
■カード初戦の意味
今シーズンのタイガース、カードの初戦は、開幕からここまで、藤波と西(勇)の2枚看板で望んでいる。これが中々の味を出している。
右打者のインコースをえぐる藤波のストレート、西(勇)のストライクゾーン目いっぱい使ったリズムのある投球は、2,3戦目以降の打席に少なからず影響を与えているはずだ。
結果如何ではない、一流打者のちょっとしたタイミング、間(ま)、リズムを狂わせる、じわじわと打者にストレスを与えているのでは思う。それだけだと決しては言わないが、特に藤波の後を投げる青柳、ガンケルはともに技巧派の投手、少なからず藤波の恩恵を受けているはずだ。今のところ、矢野監督のこの采配には脱帽しかない。

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